ジャンヌダルク健在!(平成20年1月10日)
弁護士事務所の敷居は高い。雰囲気は固い。司法書士となって、高校の同級生の弁護士事務所を訪ねても、そう感じた。近寄りがたいな、弁護士って・・・。
しかし、ある弁護士事務所でその認識が一変した。雰囲気がやわらかい。何か違う。ちょっと相談に寄ってみたくなる。
何故だろう?
その答えは、当時2人の弁護士、事務局員も10人規模の事務局を仕切る、事務局長にあった。
その方は、福島県いわき市出身。
「私は、貧乏な漁村の出身。漁師の父は、どれほど働いても、家族は貧乏から抜け出せない。貧乏は個人の問題ではなく、社会の問題だ。私は貧乏が許せない!」
弁護士事務所で、そう語ってくれた女性事務局長、湯木さん。
そんな湯木さんだからこそ、昼間は弁護士事務所で働き、そして夜はボランティアで、桐生ひまわりの会(多重債務被害者の会)の中心として活動してきた。
債権者の取立てにおびえ、やっとの思いでひまわりの会にたどり着いた、20人近い債務者の人達に、
会の説明をする湯木さんのお話を聞いた。
柔らかい語り口調、思いのこもる言葉、厳しさ、そして温かみ、・・・大いなる威厳さえ感じる。
・・・そうだこの人はジャンヌダルクだ。
オルレアン解放のため庶民の先頭に立ち、イギリスと戦った女戦士。
湯木さんは多重債務問題と戦う,まさに現代のジャンヌダルクだ!
その湯木さんが、去年の2月から、リーガルパートナー桐生オフィスの事務局にいます。
湯木さんは、自らの信念の中で弁護士と対立し、解雇されました。
事情を知る私から見れば、まさに理不尽な解雇です。
窮状を見かね、敢えて火中の栗を拾う思いで、湯木さんをリーガルパートナーに向かい入れました。
当然、かの弁護士と私は今も冷戦状態です。
しかし、そんな湯木さんに来てもらって本当に良かった。
現在 桐生オフィスがサラ金クレジットと真っ向から戦えるのも、すべて湯木さんと、同時期に弁護士事務所を辞めざるを得なかった、湯木さんの大親友、橋本さん(事務局員)のおかげです。
昨日、久しぶりにジャンヌダルクの演説を聞きました。
群馬県の多重債務者対策協議会の東部地域懇談会が太田市で行われたのです。
並みいる弁護士・司法書士・行政関係者がいる中での、被害者の会代表としての話は、「30年近くこの運動を続けてきたものにとって、今日この日を迎えられたことは感無量です・・・」というところから始まり、湯木さんの話は周囲を圧する、心のこもったものでした。
さすがジャンヌダルク、今ここに健在!
ちなみに湯木さんは茨城大学教育学部卒、教員免許も持っています。話が上手なわけだ!

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